「子どもの食育」は幼児期から始めるべき理由|ご家庭でできる取り組み10選も

「子どもの食育」は、食事の楽しさが分かり始める幼児期から取り組むことがポイントです。 そこで今回は、幼児期から食育に取り組むべき理由とご家庭でできる具体的な取り組みをご紹介します。 食事に関することから、食べる環境の整え方まで解説しますので、子どもの食育について考える際の参考にしていただければ幸いです。 このコラムで分かること
Contents
「子どもの食育」とは、食への興味を育むこと

「子どもの食育」とは、食への興味や関心を育みながら知識を身につけ、食べることの大切さを学ぶことです。
食材選びや調理の段階から関わることで、食べ物や命の大切さを学ぶきっかけにもなります。
また、適切な食習慣が身につくことは、体調管理や生活リズムの形成にもつながり、健康的な成長を支えるうえでも重要です。
食育基本法においても、子どもに対する食育の重要性が示されています。
食育はあらゆる世代の国民に必要なものであるが、子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。
子どもの食育は楽しみながら進めることが大切で、取り組み方や伝え方を工夫することで、食への関心を育みやすくなります。
子どもの食育で育まれる力

食育によって、食に対するさまざまな考えや習慣が身につきます。
毎日の食事を楽しみながら、食材や食べることへの興味を深めることで、子どもの健やかな成長にもつながります。
ここからは、食育を通して育まれる具体的な力を確認しましょう。
食事や食材に興味を持てる
さまざまな経験を通じて、食材が育って料理になるまでの過程を知ることで、食べ物への興味や関心が高まります。
年齢を重ねるにつれて、自分自身で栄養バランスを考えて食事をとったり、食に関する活動に参加したりと、食について主体的に考える力も身につきます。
規則正しい生活リズムが身につく
幼児期から整った食生活を続けることで、食事を中心とした1日のリズムが身につきやすくなります。
食事の時間を大切にしながら、規則正しい生活習慣を身につけられるのは大きなメリットです。
ただ食べるのではなく、おいしいという感覚を持てる
さまざまな食材に触れる機会をつくることで、食材ごとの味や香り、食感の違いが分かるようになります。
食事を、ただ栄養をとるためではなく「おいしい」と感じながら味わえるようになることは、食育が育む大切な力のひとつです。
食事の習慣やマナーが身につく
身近な大人の食事の姿を見ながら過ごすことで、食事の習慣やマナーを自然と身につけていくことができます。
正しい習慣やマナーを伝えるためには、大人自身が正しい知識を身につけ、日頃からお手本となる姿を見せることが大切です。
食事の時間が楽しみになっている
食事を楽しめるようになることは、食育の大きな目標のひとつです。
ご家族で食卓を囲み、会話を楽しみながら好きな食材を見つけるなどの経験を重ねることで、食事は楽しい時間だと思えるようになります。
子どもの食育を幼児期から始めるべき理由

小学校からは、給食や授業を通してさまざまな食材や料理に触れたり、食事のマナーを学んだりする機会があります。
しかし、幼児期(満1歳から小学校就学前まで)から、食育に取り組むことは可能です。
早い段階から食への興味や関心を育むことで、基本的な食習慣を身につける土台ができます。
ここでは、幼児期から食育を始めるべき具体的な理由をご紹介します。
1日の活動にメリハリが出てくるから
離乳食後期(生後9~11か月頃)には1日3回の食事をとるようになり、幼児期になると「食事・日中の活動・睡眠」など1日の生活にメリハリが出てきます。
決まったリズムで生活できるようになると、食事の時間も安定するため、日々の生活の中で継続的に食育に取り組みやすいです。
「おいしい」を共有できるから
幼児期になると、大人からの問いかけに表情やジェスチャーで答えたり、「おいしい」と言葉で気持ちを伝えたりできるようになります。
食事を通して親子で「おいしい」を共有できるようになる幼児期は、食育を始めるのに適したタイミングです。
歯でしっかりと噛むことができるから
3歳頃には、20本の乳歯が生えそろうことが多く、さまざまな食材を噛んで食べられるようになります。
自分の力で食材を噛み切れるようになることで、ご家庭で提供できる料理の幅が広がり、より多くの食材を経験できることがメリットです。
自分で選んだり食べたりできるから
コミュニケーションがとれるようになる幼児期では、一緒に買い物に出かけ、食べたい料理や食材について相談できるようになります。
また、自分でスプーンやフォーク、箸などを持って食べられることに、楽しさや喜びを感じる子どもも多いです。
ご家庭でできる子どもの食育|毎日の暮らしで取り組みやすい方法10選

食育は食事中だけでなく、さまざまなタイミングで取り組むことができます。
日常のなかで取り入れやすい食育の方法をご紹介しますので、ぜひ毎日の暮らしに取り入れてみてください。
①一緒に食材の買い出しに行く
一緒にスーパーへ行き、食材を買うことも食育の一環です。
スーパーでは「野菜・魚・肉・乳製品」など、食材の種類ごとに売り場が分かれているため、実際に見て回りながら食材の名前や特徴を覚えるきっかけになります。
また、自分で選んだ経験を通して、食材を大切にする気持ちや、食べ物を無駄にしない意識を育むことにもつながります。
②本や動画を活用する
本や動画で食事の習慣やマナーを伝えることも可能です。
食事のあいさつやよく噛んで食べること、食器の持ち方などを、イラストや動画を通して楽しく学ぶことができます。
本や動画をただ見せるだけでなく、内容について親子で話したり、食事で実践したりすることが大切です。
③調理のお手伝いをお願いする
調理を手伝ってもらうことで、食材が料理になるまでの過程を見せる機会になります。
泥の付いた野菜は地中で育つことや、卵は殻に包まれていることなど、普段の食卓だけでは分かりにくい食材の姿を自然と伝えることが可能です。
成長するにつれて調理が楽しいと感じ、自分から料理に関わろうとする気持ちが生まれることもあります。
④準備や片付けに参加してもらう
調理だけでなく、料理を運んだり食器を片付けたりするなど、食事の準備や片付けにも積極的に関わってもらいましょう。
自分で食卓を整える経験をし、食事までに必要な準備や手間を知ることで、食事の時間を大切にする気持ちを育むことにつながります。
⑤ご家族で食事を楽しむ
忙しいタイミングでも、できるだけご家族全員で食卓を囲み、食事を楽しむことを習慣化することも大切です。
料理について話しながら食べることで、「食事の時間は楽しい」という感覚が育まれ、食べることが好きになるきっかけにもなります。
⑥1日3食を継続する
1日3食を継続することで規則正しい食習慣が身につきます。
特に忙しい朝の時間帯も、ご家族全員が朝食をとることで、子どもも同じ習慣を身につけやすくなります。
⑦五感で食材に触れる
味覚だけでなく、他の感覚も研ぎ澄まして食材に触れる機会をつくることもおすすめです。
素材本来の色・形・におい・食感・噛む音・舌触りなど、さまざまな感覚を通して食材を知ることで、食への興味や関心を育むきっかけになります。
感じたことを親子で伝え合うことで、食材への興味や関心をさらに深められます。
⑧野菜を育てる
ご自宅で野菜を育て、食材になるまでの過程を観察するのも方法のひとつです。
水やりや雑草抜きなども一緒に行うことで、野菜を育てる大変さや収穫できる喜びを知ることができます。
ミニトマトのように、花が咲いて実ができるまでの様子を見られる野菜を選ぶと、成長の過程を観察しやすいです。
▷関連コラム:家庭菜園で「無農薬野菜」を栽培したい|初心者におすすめのプランター栽培や害虫対策について解説
⑨果物狩りなどの体験に参加する
果物狩りなどの体験に参加するのもおすすめです。
普段スーパーで見ている果物がどのように育っているのかを実際に見たり、触れたりすることができます。
食にまつわる楽しい経験をして、「また行きたい」という気持ちを持ってもらうことは、食への興味や関心を高めるうえで効果的です。
⑩料理・食材について子どもと話す
なによりも大切なのは、親子で食についてコミュニケーションをとることです。
「今日の料理は何かな?」「どんな味がする?」など、料理や食材について会話することで、子どもが食について考えるきっかけになります。
日々の何気ない会話を通して食育を身近に感じてもらい、食べることの楽しさや喜びを育みましょう。
子どもの食育は「食べるもの」だけでなく「食べる環境」も大切

食育は食べるものや食習慣だけでなく、どのような環境で食事をするかも大切です。
ここでは、子どもの食育につながる住環境のポイントをご紹介します。
ご家族との会話が生まれるダイニングをつくる
ご家族全員がテーブルを囲み、自然と会話が生まれるようなダイニングをつくることが大切です。
食事中のコミュニケーションを促す、具体的な空間づくりのポイントをご紹介します。
- ・子どもの表情を見ながら食事ができるダイニングテーブル
- ・ゆったり座れて、圧迫感を感じにくい広さ
- ・キッチンとダイニングが近く、調理中も会話ができる間取り
- ・食事中にテレビから離れて、会話に集中しやすいレイアウト
- ・子どもが配膳や片付けに参加しやすい動線
ご家族が顔を合わせて会話を楽しみながら、ゆったりと食事できる環境づくりに加え、キッチンとのつながりを意識したダイニングがおすすめです。
食べたときの表情を見たり感想を言い合ったりと、食事を通した何気ないやり取りが、子どもの食への興味や関心を育むことにもつながります。
居心地のよい空間にすると食事に集中しやすい
食べる環境をよくするためには、住まい全体の居心地のよさを意識することがポイントです。
住宅性能や間取り、設備など、さまざまな点に配慮しましょう。
- ・断熱性:家全体の断熱性を確保し、快適な室温を保ちやすくする
- ・防音性:外部や室内の音が気になりにくい環境をつくる
- ・プライバシー性:目隠しなどを設け、外からの視線を遮る
- ・採光:朝食時に朝日が差し込むよう、ダイニングの東側に窓を設ける
- ・照明:夕食時に料理を美しく照らせる「電球色」の照明を採用する
- ・収納:LDKをすっきり保てるよう、十分な収納量を確保する
このように、温度・音・光・視線などに配慮して心地よいダイニングをつくることで、食事やご家族との会話に意識を向けやすくなります。
▷関連コラム:快適な家に共通する7つのポイントとは|間取り・性能・設備・素材選びのコツを解説
自然素材に囲まれた暮らしで五感を育む
自然素材を取り入れた住まいは、日々の暮らしのなかでさまざまな感覚に触れる機会をつくれます。
特に天然木は質感や香りを身近に感じられるため、子どもが暮らしのなかで豊かな感性を育むのにおすすめの素材です。
・心安らぐ木の香りを感じる(嗅覚)
・木目の違いや自然な色合いを楽しむ(視覚)
・素足で木のぬくもりや質感に触れる(触覚)
食育というと食材や料理に目が向きがちですが、食事で大切となる五感を磨くためには、子どもが毎日過ごす住環境を整えることも大切です。
食への興味や豊かな感性を育むためにも、食べるものだけでなく、住まいの素材にもこだわりましょう。

「フォレストブレス」は、茨城県石岡市を拠点に自然素材を使った家づくりをする工務店です。
家づくりに以下のものを使わないことをお約束しております。
- ・化学物質を含む接着剤を使用した合板、集成材
- ・防蟻防腐剤注入土台やグラスウール
- ・ビニールクロスや廃棄時に有害なもの
マイホームに住むご家族はもちろんのこと、施工する職人や自然環境に優しい住まいをご提案いたします。
自然素材を活かした快適な住まいの実績も豊富にありますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まずは資料請求を通じて、私たちの住まいづくりへのこだわりをご覧いただければ幸いです。
まとめ
幼児期から子どもの食育を始めることで、早い段階から食べ物への興味や関心を育み、食事の楽しさや基本的な食習慣を身につけるきっかけになります。
食育は食材や料理について学ぶだけでなく、ご家族との食事や日々の暮らしを通して、五感を使いながら食を楽しめる環境を整えることも大切です。
食べるものにこだわるだけでなく、子どもが毎日過ごす住まいの住環境や素材にも配慮し、居心地のよい空間で食育を進めましょう。
私たち「フォレストブレス」は、1934年に「渡辺製材所」として創業して以来培った知識と経験を活かし、快適で健康的な暮らしが実現できる住まいをご提案しています。
住宅のプロとして自然素材にこだわった住宅を数多く手がけておりますので、お気軽にご相談ください。

