木製キッチンのメリット・デメリット|後悔しないためのポイントと施工事例も

木製キッチンの メリット・デメリット

木製キッチンは、天然木ならではの温かみのある素材感を取り入れられるのが魅力です。

そこで今回は、自然素材の家を手がける茨城県の「フォレストブレス」が、木製キッチンのメリット・デメリットをご紹介します。

採用して後悔しないためのポイントも詳しく解説しますので、木の質感と使い勝手のよさを両立したキッチンを採用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

このコラムでわかること

・木製キッチンとは、一部に天然木を取り入れたキッチンのことで、既製品だけでなく造作するケースもあります。

・耐水性や耐久性に配慮した樹種・仕上げを選び、適切なお手入れをすることが、長く快適に使い続けられる木製キッチンにするためのポイントです。

・木製キッチンの施工実績が豊富で、ライフスタイルに合う仕様を提案してくれる住宅会社への相談をおすすめします。

 

木製キッチンとは木の素材感を活かしたキッチン

温かみのある木製キッチン

▷施工事例:和の家

木製キッチンとは、扉材・収納部・カウンターなどの一部、または全体に天然木を取り入れたキッチンのことです。

「木製キッチン」と聞くと造作キッチンをイメージする方もいますが、メーカー製のシステムキッチンでも、天然木の扉材や木製カウンターを採用した商品があります。

一方で造作キッチンでは素材やサイズ、収納方法などを空間に合わせて自由に設計しやすいため、よりオーダーメイドに近い木製キッチンを実現できます。

 

木製キッチンの種類

木製キッチンには、既製品と造作の2つの選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。

既製品のキッチン ・メーカーが製造・販売しているキッチン
・品質が安定していて機能性が高い商品が多い
造作のキッチン ・素材やパーツを組み合わせ、空間に合わせてつくるキッチン
・より理想に近いデザインや使い勝手を実現しやすい

 

それぞれ特徴が異なるため、デザイン性だけでなく使い方やメンテナンス性、予算などを考慮して選ぶことが大切です。

▷関連コラム:使い勝手のよい造作キッチンの魅力や実例を紹介|後悔しないためのポイントも解説

 

木製キッチンの素材の違い

木製キッチンに使われる素材には、無垢材や突板などいくつかの種類があります。

素材によって木の風合いや質感、メンテナンス性などが異なるため、特徴を理解したうえで選ぶことがポイントです。

無垢材 ・天然木をそのまま加工した素材
・木本来の質感や経年変化を楽しめる
挽板 ・天然木を2〜3mm程度の厚みに切り出して、基材の表面に貼った素材
・突板より木の質感を感じやすく、無垢材に近い表情を楽しめる
突板 ・天然木を挽板よりも薄くスライスし、合板などの表面に貼った素材
・天然木の風合いを取り入れながら、反りや割れを抑えやすい
集成材 ・複数の木材を接着してつくった素材
・強度を高めやすく、均一な品質を保ちやすい

 

なお、挽板・突板・集成材で使用する接着剤や基材の種類、製造方法は製品や住宅会社によって異なります。

自然素材を重視する場合は、素材そのものだけでなく、どのような加工や接着方法が採用されているかも確認しましょう。

 

また、天然木ではなく、プリントなどで木目を再現した「木目調の化粧材」を使ったキッチンもあります。

木の雰囲気を取り入れることはできますが、天然木とは素材そのものが異なりますので注意が必要です。

 

家づくりのご相談

フォレストブレスでは、自然素材を活かした住まいづくりを大切にしています。

ご家族のライフスタイルに合う木製キッチンの種類や素材をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

▷フォレストブレスへのご相談はこちら

 

木製キッチンのメリット

木ならではの温かみがある造作の木製キッチン

▷施工事例:漆喰外壁のシンプルな平屋

天然木を活かした木製キッチンならではのメリットをご紹介します。

 

温かみのあるキッチンになる

木製キッチンは、木特有の質感や木目の表情によって、温かみのある優しい雰囲気を演出できるのがメリットです。

自然素材ならではの落ち着いたキッチンは、単なる作業スペースではなく、暮らしに彩りを与える居心地のよい場所になります。

▷フォレストブレスの施工事例を見てみる

 

ナチュラルな内装デザインになじむ

木製キッチンは、木目を多く取り入れるナチュラルな内装デザインと調和します。

無機質になりやすいキッチンに自然素材を取り入れることで、家具のようにレイアウトできるのもうれしいポイントです。

 

木を用いた造作はキッチンだけでなく、さまざまな家具に対応できます。

造作家具について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

▷関連コラム:造作家具のメリット・デメリット|オーダーメイドの家具・収納で後悔しないためのポイントも

 

手触りのよさを感じられる

木製キッチンは、天然木ならではの柔らかな手触りが魅力です。

人工素材のキッチンでは硬くひんやりと感じることがある一方で、木は触れたときの温もりを感じやすく、毎日の作業を心地よいものにしてくれます。

 

経年変化を楽しめる

木製キッチンに使われる天然木は、時間の経過とともに色合いやツヤ、質感が少しずつ変化します。

経年変化によって使い込むほど素材に深みが生まれ、住まいの思い出とともに風合いが増していくことが魅力です。

ただし、樹種や仕上げ方法によって変化の仕方は異なるため、将来的な色味や雰囲気も考慮して素材を選ぶことをおすすめします。

 

木製キッチンのデメリット

木製キッチンのデメリット

木製キッチンにはデメリットもあるため、採用する際に内容を把握しておきましょう。

 

水や湿気に弱い素材もある

木製キッチンに用いる木材の中には、水や湿気の影響を受けやすいものもあります。

キッチンは日常的に水を扱う場所のため、素材や仕上げによっては水分の浸透や湿気による劣化につながる可能性があります。

 

仕上げによっては油汚れが染み込みやすい

木製キッチンに使われる木材は、塗装などによって表面を保護していますが、仕上げ方法によっては油や調味料などの汚れが染み込みやすい場合があります。

特にコンロ周りや調理スペースなど、油が飛びやすい場所では、汚れを放置するとシミや色ムラの原因になることがあるため注意が必要です。

 

反りや収縮が起こることがある

天然木は、湿度や温度の変化によって膨張や収縮を繰り返す性質があります。

特に無垢材は木そのものを使用するため、環境の影響を受けやすいため、突板や集成材と比べて反りや収縮が起こりやすいです。

また、挽板も突板と比べて天然木部分が厚いため、湿度や温度の変化による影響を受ける場合があります。

長く使用するためには、素材の特徴を理解し、適切な仕上げや施工方法を選ぶことが重要です。

 

定期的なメンテナンスが必要な場合がある

木製キッチンは、素材や仕上げ方法によって定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。

特に木の質感を活かしたオイル仕上げなどでは、風合いを保つために定期的に塗り直すケースが多いです。

 

天然木の使用範囲や仕様によって費用が変わる

木製キッチンの費用は、使用する素材や天然木を取り入れる範囲・設備・施工方法などによって異なります。

メーカー製のシステムキッチンでも、天然木の扉材や木製パーツを採用した商品は、一般的な人工素材のキッチンより高価になる場合があります。

造作キッチンの場合は素材選びや設計の自由度が高い一方で、加工費や設計・施工費がかかるため、仕様によって費用が大きく変わります。

予算に合わせて、天然木を取り入れる場所や範囲を検討することが大切です。

 

木製キッチンを採用して後悔しないためのポイント

後悔しないこだわりの木製キッチン

▷施工事例:移住計画 石岡市

木製キッチンを長く愛用するためには、素材の特徴やお手入れ方法、使い方を事前に理解しておくことが大切です。

ここでは、採用して後悔しないために、事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。

 

木製キッチンがライフスタイルに合うのか考える

木製キッチンを採用する際は、デザイン性だけでなく日々のお手入れや使い方も含めて、自分のライフスタイルに合っているかを考えることが大切です。

木製キッチンがおすすめの方
  • ・こまめにお手入れができる
  • ・経年変化による色味や質感の変化を味わいたい
  • ・素材の風合いを重視したい

 

木製キッチンを慎重に検討すべき方
  • ・掃除やメンテナンスの手間をできるだけ減らしたい
  • ・汚れや傷を気にせず使いたい
  • ・機能性を最優先したい

 

ただし、木製キッチンでも、素材や仕上げ方法、設備の選び方によって使いやすさやメンテナンス性を高めることができます。

例えば、水や油がはねやすい部分に耐久性の高い素材を組み合わせることで、木の風合いを楽しみながら日々のお手入れにも配慮したキッチンを実現できます。

大切なのは、木製キッチンの特徴を理解したうえで、ご自身がキッチンに求めることに合った仕様を選ぶことです。

 

水や油がはねやすい箇所は木以外で仕上げる

木製キッチンは部分的に木材を取り入れるケースが多く、水や油がはねやすい箇所は、耐水性や耐久性の高い素材で仕上げることが一般的です。

ここでは、箇所ごとに取り入れやすい素材をご紹介します。

  • ・ワークトップ・シンク:ステンレス・セラミック・人工大理石など
  • ・シンク下・収納内部:ステンレス・樹脂系素材など
  • ・壁面:キッチンパネル(不燃化粧板やホーローなど)・タイルなど

 

また、取っ手部分に金属素材を取り入れたり、床をタイルなどで仕上げたりする方法もおすすめです。

水や油、熱の影響を受けやすい部分に適した素材を上手に組み合わせ、木の風合いとお手入れのしやすさを両立したキッチンを採用しましょう。

 

耐水性の高い樹種を選ぶ

木製キッチンを採用する際は、樹種の特性を把握したうえで木材を決めることがポイントです。

キッチンは水や湿気の影響を受けやすい場所のため、耐水性や耐久性に優れた樹種を選ぶことで、長く快適に使いやすくなります。

ただし、木材の耐久性は樹種だけでなく仕上げ方法によっても変わるため、総合的に判断することが大切です。

 

仕上げ方法を確認する

木製キッチンの木材表面の仕上げには「ウレタン塗装」と「オイル仕上げ」が使われることが多いです。

ウレタン塗装 ・木材表面に塗膜をつくり、汚れや水分から保護する仕上げ方法
・耐水性や耐久性に優れる
オイル仕上げ ・木材にオイルを浸透させ、木本来の質感や風合いを活かす仕上げ方法
・手触りがよく、自然な経年変化を楽しみやすい

 

お手入れのしやすさを重視するならウレタン塗装、木の質感や素材感を存分に楽しみたいならオイル仕上げがおすすめです。

ウレタン塗装は表面に保護膜をつくるため比較的メンテナンスの手間が少ない一方、オイル仕上げは木の風合いを保つために定期的なお手入れが必要になる場合があります。

 

経年変化による変色を踏まえて樹種を選ぶ

木製キッチンに取り入れる樹種を選ぶ際は、現在の色合いだけでなく、時間の経過による色味の変化も考慮することが大切です。

天然木は紫外線や使用環境の影響によって色合いやツヤが変化するため、樹種によっては新築時とは異なる印象になる場合があります。

新築時の見た目だけで判断せず、将来的な変化も含めて楽しめるかを確認し、理想とする雰囲気に合った樹種を選ぶことがポイントです。

 

お手入れやメンテナンス方法を把握しておく

木製キッチンを採用する前に、具体的なお手入れやメンテナンス方法を把握しておきましょう。

木材の種類や仕上げ方法によって、必要なお手入れの頻度や方法は異なるため事前に確認しておくと安心です。

事前に日常のお手入れや定期的なメンテナンス内容を把握しておくことで、無理なく長く使い続けられるキッチンを選びやすくなります。

 

施工実績が豊富な住宅会社に相談する

木製キッチンは、設計や施工に専門的な知識や経験が必要になるため、施工実績が豊富な住宅会社を選ぶことが大切です。

豊富な施工事例を参考に検討できるだけでなく、経験をもとにキッチンに適した素材や仕上げ方法を提案してもらえます。

また、施工を担当する職人も木材の特性や施工方法を理解しているため、素材の魅力を活かした丁寧な施工が期待できるのも魅力です。

使い勝手・デザイン・予算のバランスを考慮した、納得のいく木製キッチンを実現するために、会社選びにもこだわりましょう。

 

フォレストブレスの家づくり

「フォレストブレス」は、自然素材を使った家づくりをする茨城の工務店です。

家づくりに以下のものを使わないことをお約束しております。

  • ・化学物質を含む接着剤を使用した合板、集成材
  • ・防蟻防腐剤注入土台・グラスウール
  • ・ビニールクロス・廃棄時に有害なもの

 

マイホームに住むご家族はもちろんのこと、施工する職人や自然環境にも優しい住まいをご提案いたします。

木製キッチンについても、素材の特徴やお手入れ方法を踏まえながら、暮らしに合ったデザイン・仕様をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

 

まずは資料請求を通じて、私たちの住まいづくりへのこだわりをご覧いただければ幸いです。

資料請求はこちらから

自然素材の内装と調和する木製キッチンの施工事例

木製キッチンにリフォーム

▷施工事例:奥様こだわりの木のリフォーム

自然素材の家を手がける茨城県の「フォレストブレス」が施工した、こだわりの木製キッチンの事例をご紹介します。

 

①木製キッチン・カップボードを造作した住まい

収納が充実した木製の造作キッチン

味のある横木目が印象的な、木製のキッチンとカップボードを造作した住まいです。

キッチンにも天然木を取り入れることで、無垢のフローリングや天井の板張りと調和する温かみのある雰囲気になりました。

▷施工事例:移住計画 つくば市

 

②システムキッチンと木製カップボードの組み合わせ

機能性を重視したシステムキッチン

システムキッチンと造作の木製カップボードを組み合わせた住まいです。

キッチンは機能性やお手入れのしやすさを優先し、メーカーの既製品を取り入れました。

温かみのある木製カップボード

カップボードは造作し、板張りの壁になじむ温かみのある雰囲気に仕上げました。

引き出し収納やオープンスペース、トールキャビネットなど、収納する物に合う仕様を取り入れたこだわりのカップボードです。

▷施工事例:焼杉の外壁と薪ストーブの家

 

③木製キッチン・カップボードにリフォーム

造作の木製キッチンにリフォーム

木の風合いを感じられる内装にリフォームした鉄骨造の住まいです。

キッチンやカップボードは天然木で造作し、自然素材ならではの心地よさを感じられる空間に仕上げました。

カップボードの開き戸にはチェッカーガラスを取り入れるなど、細部の素材感にもこだわっています。

▷施工事例:鉄骨だけど木の家(リフォーム)

 

Instagramでも木製キッチンをはじめとした、自然素材の住まいの施工事例をご紹介しております。

私たちのこだわりの家づくりをぜひご覧ください。

まとめ

木製キッチンは、樹種や仕上げ方法、組み合わせる素材を工夫することで、木の風合いを楽しみながら機能性やメンテナンス性にも配慮できます。

また、自然素材の家の施工実績が豊富で木材の特徴を理解した住宅会社に相談し、ライフスタイルに合った仕様を提案してもらうことがポイントです。

素材の魅力と使いやすさを両立し、毎日の暮らしに寄り添う、愛着の持てる木製キッチンを実現しましょう。

 

私たち「フォレストブレス」は、1934年に製材所として創業して以来培った知識と経験を活かし、快適で健康的な暮らしが実現できる住まいをご提案しています。

住宅のプロとして、木材にこだわった住宅を数多く手掛けておりますので、お気軽にご相談ください。

家づくりのご相談

▷フォレストブレスへのご相談はこちら

著者情報

渡辺 勉

渡辺 勉渡辺⽊材株式会社(フォレストブレス)代表取締役

⽊材会社として⻑年⽊に携わってきた経験を⽣かし、⾃然素材の家づくりを⾏っています。
アレルギーやアトピー、喘息の原因となる化学物質を含む接着剤を使用した合板・集成材、防蟻防腐剤注入土台、グラスウール、ビニールクロス、そして廃棄時有害なものは使いません。
⽊の特性を⾒極め、適材適所に活⽤できるノウハウを持ったわたしたちと本物の⽊の家をつくりませんか。

保有資格
  • 二級建築士

  • 茨城県木造住宅耐震診断士

  • 茨城県住宅耐震・リフォームアドバイザー

  • 福祉住環境コーディネーター

  • 一級エクステリアプランナー

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