木の家を建てる10の魅力とは?外観実例やデメリットも紹介

木の家

 

無垢床などの自然素材を多く取り入れた内装に注目が集まっていますが、実は木を取り入れた外装もたくさんの魅力があります。

外観はデザイン性に目が向きがちですが、雨風や直射日光にさらされるため機能性も考えることが大切です。

木の外壁はシンプルで洗練されたデザインの外観に仕上げることができ、耐久性やメンテナンス面でも優れています。

木目調のサイディングだけでなく、天然木の外壁も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

今回は、木を取り入れた外観の魅力やデメリットについて解説します。

 

木の家を採用した外観実例を紹介

外観に木を取り入れた家の実例を紹介します。

 

実例① アクセントに木の外壁を取り入れた家

白と木の家

▷建築実例「光や風を感じる家」

 

外観のベースは白の漆喰で仕上げ、アクセントとして1階にカラマツを取り入れた外観です。

木は白との相性が良く、洗練された白い家に温かみをプラスしてくれます。

カラマツは褐色が美しい樹種です。

柔らかな濃淡が楽しめる外壁に仕上げることができ、どんなテイストの外観にも馴染みやすい点が特徴として挙げられるでしょう。

 

実例② 焼杉を使ったナチュラルモダンな木の家

クリニックの外観

▷建築実例「自然素材のクリニック」

 

ベースの外壁に焼杉を取り入れた外観。

焼杉とは、スギの板の表面を焼いて炭化させて色を付けたものです。

黒い外壁なのでかっこよくてクールな印象を与えることができますが、近づくと木の味わい深い見た目を楽しむこともできます。

木目がおしゃれな外壁

窓は明るい色味の木製サッシを採用し、焼杉との濃淡を楽しめるようにしました。

建物を横から見ると、異なる外観を楽しめるように工夫した点もポイントです。

ガルバリウム鋼板の外壁

ブルーグレーのガルバリウム鋼板と白の漆喰を組み合わせ、スタイリッシュな印象に仕上げました。

自然素材と金属外壁をうまく組み合わせた、ナチュラルモダンな外観です。

 

実例③ 自然豊かな景観に溶け込む木の家

全体に木を使った外観

▷建築実例「楽しく暮らすシンプルな平屋(東海村)」 

 

建物の正面に、大胆に信州産カラマツを採用した事例です。

玄関周りにはグリーンのガルバリウム鋼板を採用してアクセントに。

 

建物前には幅広いウッドデッキをつけ、縁側のように過ごせる空間を作りました。

幅広いウッドデッキ

物干し用のバーも木製にし、デザイン性を統一させた点もこだわりのポイントです。

緑豊かな周辺環境に馴染む、落ち着いた雰囲気の平屋が完成しました。

 

他にもたくさんの木の家を施工しておりますので、ぜひ実例をご覧くださいね。

works

 

外観を木の家にする10の魅力

全体に木を使った家

▷建築実例「サワラの家」

 

「木の家」を採用した外観の魅力を10個紹介します。

 

①柔らかで温かみのある風合いに仕上がる

木を外壁に使うことで、柔らかで温かみのある風合いに仕上がります。

ベースとアクセントどちらに取り入れても、まとまりのある外観になる点が特徴です。

漆喰などの自然素材との相性の良さはもちろん、ガルバリウム鋼板などの金属サイディングと組み合わせても馴染みます。

木の家は、ナチュラルテイストや和モダンな外観に仕上げたいという方におすすめです。

 

②自然豊かな景観に馴染む

自然に囲まれた土地に建築する場合、木の家を採用することで景観に馴染む家を建てることができます。

対して、のどかな地域にモダン住宅を建てると、周りとのギャップで浮いてしまうことがあります。

建物自体はかっこよくても魅力が半減してしまうためもったいないです。

 

そのようなときは、外観に木を取り入れてみましょう。

黒のかっこいい外壁と木を組み合わせれば、ナチュラルモダンの外観が完成します。

自分が採用したいテイストに木を組み合わせ、自然に囲まれた景観に馴染む外観に仕上げてくださいね。

 

③オリジナリティある外観が作れる

木を取り入れることで、オリジナリティある外観を作ることができます。

メーカーが取り入れているサイディングの場合、周りの家と雰囲気が被ってしまうケースも少なくありません。

しかし、木の家なら取り入れる樹種によって色味や雰囲気は大きく変わりますし、施工方法によっても印象は異なります。

木の外壁は採用率が高くないため、周囲の家とデザインが被る可能性も低いです。

せっかく注文住宅を建てるなら、個性あふれるこだわりの外観を採用しましょう。

 

④木目調サイディングのような安っぽさがない

外観に木目を取り入れる場合、ほとんどの住宅会社が木目調のサイディングを提案します。

サイディングは価格も安価で施工性も高いからです。

しかし、実際に木目調サイディングを見てみると、安っぽく感じてデザイン性が気に入らなかったという方もいます。

本物の木材を使うことで、本来の色味や木目を楽しむことができ、外観デザインに大きな差がつきます。

広い面積に木目を使いたい場合は、思い切って天然木の外壁を採用してみてくださいね。

 

⑤経年変化の美しさを楽しめる

木は年数が経つにつれ色が変化していくため、長く住むことで外観の変化を楽しむことが可能です。

樹種によって色の変化は異なりますが、だんだん濃い色味になって長い年月が経つとグレーや黒っぽく変色します。

数十年後の外観は味が出て、新築時と異なる美しさを感じることができるでしょう。

 

⑥メーカーが製造するものではないため廃版にならない

木製の外壁は、サイディングやタイルなどと異なり工場で生産するものではありません。

メーカーが作る工場生産の外壁は数年で廃盤になってしまうデザインも多いです。

一方で、木の外壁は廃盤になる可能性がないため、将来外壁の交換が必要になったときや増築時も同じ樹種を施工できます。

ただし、特殊な加工や塗装がされている木製外壁は、将来的になくなる可能性があることは理解しておきましょう。

 

⑦施工方法によっては補修や交換を簡単に行える

木の外壁は施工方法によって、補修や交換を簡単に行うことができます。

壁を塗って施工する漆喰や、大きな外壁材を貼り合わせるサイディングと異なり、木の外壁は細かな板材を貼る方法です。

板を縦張りで施工し、その上から押し縁という細い木を打って板を固定する施工方法なら、部分的な補修や交換ができます。

木製外壁を施工方法は住宅会社によって異なりますので、細かく確認してみてくださいね。

 

⑧メンテナンスの手間がかからない

木製外壁はメンテナンスの手間がかかると思われがちですが、大きな交換や補修が必要にならないケースもあります。

昔の建造物のほとんどは木で作られていましたが、100年経っても立派に残っているケースもありますよね。

もちろん湿気の多い場所や雨水が溜まりやすいと、劣化が起こりやすいため補修が必要です。

また、木の含水率(木に含まれる水分量)や樹種によっても、劣化のスピードは異なります。

木の外壁の変色などを劣化ではなく経年美と感じることができるなら、メンテナンス性が高いと言えるでしょう。

 

⑨樹種や施工によって耐久性が高く長持ちする

選ぶ樹種や施工方法によって、耐久性の高い木の家を建てることができます。

木の強度はもちろん、湿気に対する強さも重要です。

 

国産材では次のような樹種をおすすめできるでしょう。

  • ・カラマツ
  • ・ヒノキ(赤身部分)
  • ・スギ
  • ・サワラ(赤身部分)
  • ・クリ

 

ただし、クリの木は他の樹種と比べて価格帯が高いため、広い面積を採用するのあまり現実的ではなさそうです。

上記のような樹種を縦張りで施工し、軒の深い屋根を採用することで耐久性を高めることができます。

縦張りにすることで部分張替や増築などに対応しやすくなります。

また、軒の深い屋根なら紫外線や雨水が外壁に当たるのを防いでくれるため、木の劣化を防ぐことが可能です。

樹種や施工方法をしっかり検討して、長い間愛せる外観に仕上げてくださいね。

 

⑩樹種や施工方法によっては価格が抑えられる

木の外壁は樹種や施工方法によって、工場生産のタイルやサイディングよりも価格を抑えられるケースがあります。

スギやカラマツは耐久性も高く、比較的安価に仕入れられる樹種です。

また、先ほどからお伝えしている通り、板を縦張りしてその上から押し縁を打つシンプルな方法なら施工費もかかりにくいでしょう。

 

ただし、これはあくまでもフォレストブレスの仕様をベースとした話です。

窯業系サイディングが標準のハウスメーカーの場合は、木の外壁は割高になりますので注意しましょう。

木の家を建てたいなら、木製外壁のコストパフォーマンスが高いフォレストブレスへぜひご相談くださいね。

 

家づくりのご相談

 

外観に木を採用するデメリットと注意点

木の外壁

▷施工実例「サワラの家」

 

木を外観に取り入れるデメリットを紹介します。

 

・経年劣化して変色する

天然木の外壁は、年月が経つと色がだんだんと変わっていきます。

経年変化を美しいと思うことができればメリットになりますが、劣化していると感じるならデメリットになるでしょう。

これは感じ方の違いなので好みの問題ですが、変わらない美しさを求めるならタイルなどの工業製品がおすすめです。

 

・湿気に弱い樹種や乾燥が足りない木材は腐ることがある

木は工場で生産するものではないため、木によって品質が変わる点はデメリットです。

樹種によっては湿気に弱いものもありますし、1本の木でも使う場所によって腐りやすかったりします。

 

また、住宅用に使う木材は乾燥させてから現場に搬入されますが、乾燥が足りない木は腐りやすいです。

一般的には、約15~20%程度の含水率になるまで木を乾燥させることで耐久性が高まります。

含水率が30%を超えるような木材は腐りやすいため、外壁はもちろんのこと内装材として使うこともおすすめしません。

 

さらに、木の乾燥方法には大きく分けて「自然乾燥」と「人工乾燥」の2つがあります。

自然乾燥や低中温式の人工乾燥は、ゆっくりと乾燥させるため時間はかかりますが、油分が残った粘り強くて艶のある木材に仕上がる点が特徴です。

対して、高温式の人工乾燥は仕上がりが早くて木材のひび割れも少ないですが、艶の少ないくすんだ色に仕上がってしまいます。

木を見せるデザインの家を建てるなら、美しい見た目の自然乾燥された木材がおすすめです。

 

▷参考サイト:最近、住宅資材としての木材は、どのようなものが求められているのでしょうか。また、乾燥が重要と聞きますが。 | 全国木材組合連合会

▷参考サイト:乾燥方法にはどのようなものがあるのですか。 | 全国木材組合連合会

 

フォレストブレスの木材についてはこちらのページをチェックしてみてくださいね。

▷参考ページ:自然素材について

 

・塗装をする場合は頻繁にメンテナンスが必要

木を外壁に使うときは防水性を高める塗装をするケースも少なくありません。

塗装は紫外線や雨などでだんだんと剥がれてしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスの頻度は5年に1度ほどと言われており、サイディングよりも手間がかかります。

中にはメンテナンス不要の樹種もあるため、木製外壁を採用したい場合はメンテナンスの頻度も住宅会社に必ず確認しましょう。

 

・防火性が劣るため採用できない地域もある

木は他の外壁材に比べると防火性能が劣ります。

そのため「準防火地域」などの防火性を高めた家を建てる必要がある地域では、使用できる外壁に制限があります。

木の外壁は認められないケースがほとんどです。

 

第二十三条
前条第一項の市街地の区域内にある建築物(その主要構造部の第二十一条第一項の政令で定める部分が木材、プラスチックその他の可燃材料で造られたもの(第二十五条及び第六十一条において「木造建築物等」という。)に限る。)は、その外壁で延焼のおそれのある部分の構造を、準防火性能(建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼の抑制に一定の効果を発揮するために外壁に必要とされる性能をいう。)に関して政令で定める技術的基準に適合する土塗壁その他の構造で、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。
建築基準法 | e-Gov法令検索

 

第百三十六条の二
三 準防火地域内にある建築物のうち地階を除く階数が二以下で延べ面積が五百平方メートル以下のもの(木造建築物等に限る。) 次のイ又はロのいずれかに掲げる基準
イ 外壁及び軒裏で延焼のおそれのある部分が第百八条各号に掲げる基準に適合し、かつ、外壁開口部設備に建築物の周囲において発生する通常の火災による火熱が加えられた場合に、当該外壁開口部設備が加熱開始後二十分間当該加熱面以外の面(屋内に面するものに限る。)に火炎を出さないものであること。ただし、法第八十六条の四各号のいずれかに該当する建築物の外壁開口部設備については、この限りでない。

 

ただし、国が行う防火に対する実験で認可を受けた建造用面材を使い、仕様通りに壁を作ることで木の外壁の採用が認められるケースもあります。

準防火地域などの土地を検討する方は、事前に住宅会社との打合せを行いましょう。

 

まとめ

和テイストの木の家

▷建築実例「偕老の家」

 

木の家は温かみのあるシンプルな外観に仕上げることができます。

デザイン性の魅力はもちろんですが、耐久性やメンテナンス面でもメリットが多い点も特徴です。

ただし、樹種や木の品質によっては劣化が早く、高い修繕費がかかる可能性もあります。

質の高い自然素材を多く扱っている住宅会社と家づくりをして、経年美を長く楽しめる木の家に仕上げましょう。

 

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フォレストブレスでは国産無垢材や漆喰、シラス壁などを活かした自然素材の家づくりを行っています。

断熱材にはセルロースファイバーや羊毛断熱、接着剤には膠や米糊など採用に、目に見えない部分の素材選びにもこだわり抜いています。

自然素材の家に興味がある方、身体に良い家を建てたい方のご相談をお待ちしております。

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