自然素材の家でこだわりの注文住宅を|メリット・デメリットや実例を紹介

造作家具のリビング

 

身体のことを考えて家づくりをしたい、ほっと落ち着く家にしたいという要望があるなら、自然素材の家を検討してみてはいかがでしょうか。

天然木などの自然素材をたくさん取り入れた家は居心地が良く、デザイン面や機能性でもたくさんのメリットがあります。

今回は、自然素材の家のメリット・デメリットや建築実例などを紹介します。

「自然素材」をマイホームに取り入れたいなら、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

「自然素材の家」とは?

自然素材の家

▷建築実例「サワラの家」

 

自然素材の家とは、木や土などの自然のものを使って作られた家のことです。

目に見えない部分までこだわり、化学物質を含まない自然素材を使って住宅が作られます。

現在の住宅では、人工的な化学物質を含む素材が多く使われているケースが多いです。

例えば、壁に施工されるビニールクロスや合板を作るための接着剤には、化学物質が多く含まれています。

品質の差がない家を作ったり価格を抑えたりするために、化学物質を含んだ素材は段々と住宅に取り入れられることが多くなりました。

しかし、化学物質が使われた家に住むと、頭痛・めまいなどのシックハウス症候群を発症する人もいます。

 

現在ではシックハウス症候群を防ぐために、住宅に使う化学物質の量が制限されていたり、計画的な換気が義務付けられたりしています。

そのため、シックハウス対策が義務付けられた2003年7月以降はシックハウス症候群の相談件数は減少傾向です。

 

【新築】シックハウス相談の件数推移

参考資料:統計・資料等|(公財) 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

 

2003年以降、相談件数は大幅に減少していることがわかりますね。

しかし、実際にはシックハウス症候群によって健康に影響が出ている方はゼロではありません。

 

では、どうしたら身体に良い住宅を作れるのか。

答えは、化学物質を使わない「自然素材の家」を作ることです。

化学物質の量をゼロにしなければ、身体への負担を最小限にした家を作ることはできません。

自然素材を使った家を建てることで、健康に良い安全な家を作ることができるのです。

 

自然素材の家のメリット

木の家

▷建築実例「のびのびと暮らせる小さな家(筑西市)」

 

自然素材のメリットを紹介します。

 

身体に良い素材を使って家づくりができる

自然素材は、身体に有害な物質が含まれていません。

そのため、住んでいる人の健康を守る家づくりを行うことができます。

 

自然素材が持つ調湿・リラックス効果などが期待できる

無垢材や漆喰などの自然素材は、調湿効果を持っています。

家の中の湿気を調節してくれるため、快適な空気環境を作り出すことが可能です。

また、木の匂いや成分によって、人はリラックスできるという効果も認められています。

 

温かみのある建物デザインに仕上がる

天然木を多く使った家は、シンプルで温かみのあるデザインに仕上がります。

人工的に作られた素材とは異なる、味わい深い家にしたい方にはぴったりでしょう。

 

経年変化を楽しめる家になる

自然素材は時間が経つと、色の変化を起こすものもあります。

特に、無垢材は樹種によって多様な色の移ろいを楽しむことができるでしょう。

家族の成長と共に、家の変化も楽しみたいという方におすすめです。

 

住宅の耐久性が上がる

自然素材が使われた家は、高い耐久性が認められています。

合板の上にシートを貼ったフローリングでは、湿気で剥がれることもあれば紫外線で色あせることもあります。

対して、一本の木で作られた無垢材のフローリングなら、表面が剥がれることも色あせることもありません。

 

壁に関しても同じことが言えます。

シートフローリングは経年劣化によって剥がれが発生しますが、塗り壁は高い耐久性を保ちます。

もちろん自然素材も経年変化を起こしますが、クロスやシートの床材のような劣化ではありません。

適切なメンテナンスを行うことで、長期間使い続けることができるでしょう。

 

環境に優しい家づくりができる

自然素材は環境に優しい家づくりができます。

例えば、日本の木を多く使うことで、森林の環境を整えることができます。

適切に伐採・植林された山は、木がしっかりと根付いて土砂崩れなどを防ぐことも可能なのです。

 

また、建築で出たゴミも自然素材なら再利用することができます。

木の端材はペレットにして燃料にするなどの例が挙げられるでしょう。

自然素材を取り入れることは、住む人のためだけでなく環境にも優しい家づくりにもつながるのです。

 

自然素材の家のデメリット

LDK

▷建築実例「偕老の家」

 

自然素材の家を建てるデメリットを紹介します。

 

建築コストが高くなるケースもある

自然素材を取り入れた家は、建築コストが高くなるケースがあります。

なぜなら、工場で人工的に大量生産された部材の方が安価に取り入れることができるからです。

 

また、無垢材を取り入れる場合だと、製材所・メーカー・木材問屋・材木店などさまざまな会社が間に入ります。

すると中間マージンが多く発生するため、結果として建築コストが高くなってしまうのです。

しかし、中には自社で木材の買付や製材を行っている住宅会社もあります。

このような会社は中間マージンをカットできるため、適正な価格で自然素材を取り入れることが可能です。

 

フォレストブレスでも、独自の仕入れルートを使っているため、通常の仕入れ値よりも安価に木材を取り入れることができます。

自然素材を多く使った家を採用したいなら、ぜひご相談くださいね。

 

変形・変色・割れを起こす素材もある

木材などは乾燥によって、変形や割れを起こしやすいです。

強度等は問題なくても、中には嫌だと感じる人もいますよ。

また、紫外線によって変色することも少なくありません。

経年変化を楽しめる人や美しいと思える人に、自然素材は向いているでしょう。

 

メンテナンスが手間に感じる人もいる

自然素材は、メンテナンスに手間がかかって面倒という意見もあります。

確かに、自然素材はシート材のフローリングやクロスよりも汚れが落ちにくかったり、素材によってお手入れの違いがあることに違いはありません。

しかし、実際にはメンテナンスの手間はそれほど変わらず、慣れてしまえば大変に感じていないという方も多いです。

お手入れをするたびに愛着が湧いて、自然素材をさらに好きになることができるでしょう。

 

工期が長くなるケースが多い

自然素材を取り入れた家は、取り入れていない家と比べて工期が長くなるケースがあります。

例えば、漆喰や珪藻土の壁はビニールクロスの壁紙と比べて、手間と時間がかかります。

また、職人の技術によって作業時間や施工の質が変わりやすい点もデメリットです。

施工の難しい自然素材を取り入れるときは、実績の多い住宅会社や業者を選ぶことをおすすめします。

 

住み心地の良い「自然素材の家」の建築実例を紹介

自然素材を多く取り入れた建築実例を紹介します。

 

実例① 「光や風を感じる家」

漆喰とカラマツで仕上げた外観

外周りにも自然素材をふんだんに取り入れた温かみのある外観。

白い壁は漆喰で仕上げ、アクセントにカラ松の天然木を施工しています。

 

室内も木のぬくもりを感じる空間に。

木を使ったLDK

 

  • ・床:カラ松・杉
  • ・壁:シラス壁一部杉・サワラ
  • ・天井:杉一部シラス壁

 

場所に合った自然素材を取り入れることで、長く愛せる魅力的な内装に仕上がりました。

リビングには造作家具を作って、ものをすっきりと片付けられる工夫を。

造作家具のリビング

収納上や階段には格子を採用し、光・風・目線が抜けるように工夫して、居心地の良い空間にしています。

 

▷この家の実例をもっと見る「光や風を感じる家」

 

実例② 「和の家」

木のキッチン

オリジナルの木製キッチンを採用した実例です。

キッチンは毎日使う場所なので、アレルギー持ちのご夫婦がいつでも快適に過ごせるようにと採用しました。

 

和室は現代的なデザインではなく、「和」の雰囲気を強めた落ち着ける空間に。

真壁の和室

柱などの構造体を見せる「真壁造り」の和室を採用し、壁には調湿・消臭・抗菌効果があるシラス壁を取り入れました。

シラス壁は、火山から噴出したマグマが固まった「シラス」を主原料とした素材です。

 

外観は、いつの時代も飽きの来ない「和テイスト」を採用。

和の外観

内装とデザインイメージを統一させた、温かみのある外観です。

幅広いウッドデッキは縁側をイメージし、ご夫婦でゆったりとくつろぐことができる間取りを取り入れました。

 

▷この家の実例をもっとみる「和の家」 

 

実例③ 「楽しく暮らすシンプルな平屋」

平屋

木の外壁が映える長方形の平屋です。

外壁には信州産の「から松」を採用し、のどかな暮らしにぴったりの外観に。

玄関周りは深緑のガルバリウム鋼板を選ぶことで、和モダンなテイストに仕上がりました。

 

杉の無垢材をふんだんに使ったリビング。

リビング

屋根の形状に合わせて、大胆に勾配天井を採用しました。

 

洗面化粧材は、造作にしてデザインと使い勝手にこだわっています。

造作洗面台

洗面脱衣所は床・壁・天井をすべて無垢材で仕上げ、旅館やペンションを感じさせるくつろぎの空間に。

家族の暮らしやすさと居心地の良さを詰め込んだ、大満足のシンプルな平屋です。

 

▷この家の実例をもっと見る「楽しく暮らすシンプルな平屋」

 

その他にも自然素材の事例を多く紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

works

 

「自然素材の家」と名乗るハウスメーカー・工務店に注意

平屋

▷建築実例「自然素材のクリニック」

 

近年、自然素材を使った家づくりを強みとしているハウスメーカーや工務店が増えてきています。

しかし、中には無垢材のフローリングや漆喰の壁など、目に見える部分だけに自然素材を使っている住宅会社もあるため注意が必要です。

デザイン面を理由に自然素材を取り入れたいのであれば、目に見える部分だけでも問題ありません。

 

アレルギー改善や快適性も重視しているなら、「自然素材の家」の会社選びは慎重に行う必要があります。

例えば、目に見えない断熱材や接着剤に化学物質が使われていたらどうでしょう。

家づくりに求めている「体調の改善や健康な暮らし」は実現できないですよね。

本当の意味で「身体のことを考えた自然素材の家」ではありません。

 

本当に自然素材にこだわっている住宅会社は、目に見えない部分まで徹底的にこだわって素材選びをしています。

自然素材の家を建てたいなら、細かな素材までチェックすることが大切です。

 

まとめ

キッチンとパントリー

▷建築実例「漆喰外壁のシンプルな平屋」

 

「自然素材の家」は、温かみのある建物を建てられるだけでなく、人の身体にも大きなメリットをもたらします。

家は毎日何時間も過ごす空間なので、なるべく身体に負担がかからない素材を選びたいですよね。

床や壁など身体が触れる所だけでなく、断熱材や接着剤などの隠れてしまう部分の素材までこだわることをおすすめします。

家族の安心や健康を考えた家づくりをして、いつまでも元気で楽しく暮らせるマイホームを建てましょう。

 

「自然素材の家」を建てるなら茨城県石岡市のフォレストブレスへ

フォレストブレスでは国産無垢材や漆喰、シラス壁などを活かした自然素材の家づくりを行っています。

断熱材にはセルロースファイバーや羊毛断熱、接着剤には膠や米糊など採用に、目に見えない部分の素材選びにもこだわり抜いています。

自然素材の家に興味がある方、身体に良い家を建てたい方のご相談をお待ちしております。

家づくりのご相談

 

定期的に見学会などのイベントも開催しておりますので、ぜひ私たちの家づくりをご体感ください。

イベント・見学会のご案内

 

著者情報

渡辺 勉

渡辺 勉渡辺⽊材株式会社(フォレストブレス)代表取締役

⽊材会社として⻑年⽊に携わってきた経験を⽣かし、⾃然素材の家づくりを⾏っています。
アレルギーやアトピー、喘息の原因となる化学物質を含む接着剤を使用した合板・集成材、防蟻防腐剤注入土台、グラスウール、ビニールクロス、そして廃棄時有害なものは使いません。
⽊の特性を⾒極め、適材適所に活⽤できるノウハウを持ったわたしたちと本物の⽊の家をつくりませんか。

保有資格
  • 二級建築士

  • 茨城県木造住宅耐震診断士

  • 茨城県住宅耐震・リフォームアドバイザー

  • 福祉住環境コーディネーター

  • 一級エクステリアプランナー

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