自然素材で建てる平屋の小さい家の魅力とは?|メリット・デメリットや施工実例を紹介

自然素材を採り入れた平屋の小さい家

平屋の小さい家は、スムーズな生活動線を実現できることから、子育て世代からシニア世代まで幅広い層に人気があります。

これに加えて、温かみのあるデザインやリラックス効果などがある自然素材を採り入れることで、さらにご家族が健康的に暮らすことができるでしょう。

今回は、平屋の小さい家を自然素材で建てる際のメリット・デメリットや実際の施工実例などを紹介します。

 

このコラムのポイント

●小さな平屋を自然素材で建てることで利便性と健康的効果を兼ね揃えた家づくりができます。

●平屋の小さい家と自然素材のメリット・デメリットを解説します。

● 自然素材で建てる小さな平屋の実際の施工実例を紹介します。

 

自然素材で建てる平屋の小さい家の魅力

自然素材を採り入れた平屋の小さい家の魅力 

小さな平屋は、生活動線をコンパクトにできるので家事や仕事に忙しい子育て世代に人気があります。

また、バリアフリーなのでお子様たちが独立したあとも、夫婦二人で快適に暮らすことができるでしょう。

このように利便性の高さとライフスタイルの変化に柔軟に対応できることが、小さな平屋の魅力です。

さらに、平屋の建築に自然素材を採り入れることで、アレルギーなどのリスクを軽減できるなどご家族の健康面についてもよい効果があるでしょう。

何より、開放的で温かみのある雰囲気を出せる自然素材は、家族の存在を身近に感じられる小さな平屋と相性が良いです。

次章からは、平屋の小さい家や自然素材を採り入れることのメリット・デメリットについて解説します。

 

自然素材とは?
自然素材とは、人工的に合成された物質を含まない素材のことです。自然素材の代表的なものは無垢材などがありますが、断熱材にはセルロースファイバーや羊毛断熱壁材はシラス壁や漆喰などがあります。

 

他にも、フォレストブレスは、接着剤に膠や米糊を使用するなど自然素材にこだわった家づくりをご提案できます。

<自然素材について>

平屋の小さい家のメリット・デメリット

平屋の小さい家のメリット・デメリット

小さな平屋には、メリットがたくさんありますが、いくつかのデメリットもあります。

小さな平屋の建築で失敗しないためには、メリットだけでなく、デメリットも把握し、対策を講じることが重要です。

そこで、ここでは平屋の小さい家のメリット・デメリットについて紹介します。

平屋の小さい家のメリット

まず、小さな平屋には、以下のメリットがあります。

 

平屋の小さい家のメリット

●生活動線がシンプルになるので利便性が高い

●フラットだから老後も安心して暮らせる

●ご家族とのコミュニケーションが取りやすい

●掃除など管理がしやすい

●耐震性に優れている

●間取りの自由度が高い

 

特に、2階がなくシンプルな構造の小さな平屋は、生活全般に関係する動線を意識した間取りにしやすく、家事などの効率化を実現できますし、何よりストレスを軽減できるので快適に暮らすことができます。

小さい家のメリットについては、下記の記事でも紹介していますのでぜひごらんください。

>「小さい家」間取りの工夫ポイントは?平屋・二階建て事例も紹介

平屋の小さい家のデメリット

次に、平屋の小さい家のでデメリットは、下記の通りです。

 

平屋の小さい家のデメリット

●収納スペースが不足しがち

●広い敷地が必要になる

● 周辺環境によっては採光や通風の確保が難しい

●プライバシーの確保が難しい

 

小さな平屋のデメリットとしては、収納スペースを確保するのが難しいなど平屋特有の間取りの問題がありますが、ほとんどの場合、間取りの工夫をすることで対策を講じることができます。

したがって、小さい平屋の建築を検討していらっしゃる方は、これらのデメリットを解消できるような提案力のある建設会社を選ぶことが重要です。

また、小さい家の間取りアイデアについては、下記の記事で紹介していますので参考にしてください。

>小さい家の間取りアイデア10選|コンパクトな家で豊かな暮らしを

平屋を自然素材で建てるメリット・デメリット

平屋の建築に自然素材を採り入れるメリット・デメリット

小さな平屋の建築に自然素材を採り入れることで、たくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。

ここでは、平屋の建築に自然素材を採り入れるメリット・デメリットについて紹介します。

平屋を自然素材で建てるメリット

平屋を自然素材で建てることで、以下のようなメリットがあります。

 

平屋を自然素材で建てるメリット

●リラックス効果などがあるので健康的に暮らせる

●自然素材ならではの美しさや温かみのある家をつくれる

●自然素材の調湿性、消臭性などにより快適に過ごすことができる

●有害物質がほとんどない

 

特に、有害物質など健康面のリスクを軽減できるのは、自然素材ならではのメリットと言えるでしょう。

また、木材など自然素材本来のナチュラルなデザインは、人工的な素材にはないものです。

平屋を自然素材で建てるデメリット

平屋を自然素材で建てる際には、メリットだけでなくデメリットもあります。

以下の点に、注意して対策を講じましょう。

 

平屋を自然素材で建てるデメリット

●施工費用が高くなりがち

●デザインの選択肢が狭い

●素材によっては品質にムラがでる

 

特に、自然素材は、素材選定の難しさなどがあるので信頼できる工務店に依頼することが重要です。

ここまで紹介してきた通り、自然素材の家にはメリット・デメリットがあります。

下記の記事では、自然素材のメリット・デメリットについて紹介していますのでぜひごらんください。

>自然素材の家とは?メリット・デメリット、後悔しないための家づくりのコツを紹介

自然素材で建てる平屋の小さい家の施工実例を紹介

自然素材で建てる小さな平屋の施工実例
ここでは、自然素材を採り入れた小さな平屋の施工実例を紹介します。

板張りの外壁が印象的な平屋の小さい家の施工実例

板張りの外壁が印象的な小さな平屋の施工実例
<施工事例>偕老の家

こちらは、板張りの外壁が印象的な小さな平屋の施工実例です。

外壁には、落葉松を使用し、板張りにしたことでナチュラルな木目の美しさを楽しめます。

板張りの外壁が印象的な小さな平屋の施工実例(内装)

<施工事例>偕老の家

杉のフローリングをはじめ、木材をたっぷり使った内装で木の香りがする家となりました。

漆喰を使った平屋の小さい家の施工実例

漆喰を使った小さな平屋の施工実例

<施工事例>漆喰外壁のシンプルな平屋

こちらは、本漆喰仕上げの外壁が印象的な小さな平屋の施工実例です。

自然素材と言えば、木材などをイメージしやすいのですが、日本古来から使われている漆喰壁やシラス壁も自然素材です。

下記の記事では、漆喰の家のメリット・デメリットなども紹介していますので、ぜひごらんください。

>漆喰の家は寒くて後悔する?|漆喰の家のメリット・デメリットや施工事例を紹介

漆喰を使った小さな平屋の内装

<施工事例>漆喰外壁のシンプルな平屋

キッチンも木材で造作するなど、内装にも自然素材にこだわったシンプルな平屋を実現しました。

その他、シラス壁や杉などの自然素材をたっぷりと使っています。

小さくても暮らしやすい平屋の小さい家の施工実例

小さくても暮らしやすい平屋の外観

>楽しく暮らすシンプルな平屋

こちらは、小さくても暮らしやすい平屋の施工実例です。

外壁には、木目が細かい信州カラマツを使用することで、木目の美しさが際立っています。

>楽しく暮らすシンプルな平屋

内装は、無垢材のフローリングを採用し、断熱材は羊毛断熱を採り入れるなど自然素材にこだわった仕上げになっています。

また、造作棚による収納スペースの確保や動線を意識した間取りにすることで、小さくても暮らしやすい平屋を実現しました。

フォレストブレスには、その他にも今回紹介しきれなかった平屋の小さい家の施工実例がたくさんありますので、ぜひごらんください。

<施工事例>

平屋の小さい家はどれくらいの坪数が必要?

平屋の小さい家を検討していらっしゃる方の中には、「小さな平屋を建てるのにどれくらいの坪数が必要?」と疑問に感じている方もいるでしょう。

ここでは、平屋で快適に暮らすために必要な建坪や土地面積について解説します。

平屋の平均的な坪数

国土交通省の住生活基本計画における誘導居住面積水準は、下記の通りです。

世帯人数 必要な面積
一人暮らし 55㎡(16.6坪)
二人 75㎡(22.7坪)
三人 100㎡(30坪)
四人 125㎡(37.8坪)

出典;国土交通省ホームページ「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」

 

誘導居住面積水準とは?
誘導居住面積水準とは、世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準のことです。

 

もちろん、収納スペースや間取りを工夫することで上記の面積よりも小さな面積で快適に暮らすことができる小さな平屋をつくることは可能ですが、一般的な基準として参考にしてください。

平屋を建てるのに必要な土地面積

次に、平屋の建築に必要な土地面積ですが、建築基準法の建ぺい率と容積率による制限があることに注意が必要です。

そして、建ぺい率と容積率は平屋を建てたい土地によって基準が変わることにも注意しましょう。

例えば、茨城県で30坪の平屋を建てると仮定します。

その場合、まず、平屋を建築する予定の地域の建ぺい率を調べると、一般基準(用途地域の指定のない区域)の場合、建ぺい率60%、容積率200%とされていますから、30坪の平屋を建てるために必要な土地面積は、下記の計算式で算出できます。

必要な土地面積=30坪(平屋の延床面積)÷建ぺい率60%

参照元;茨城県ホームページ「用途地域指定のない区域内の形態規制」

つまり、30坪の平屋を建てるために必要な土地面積は50坪となります。

このように、平屋を建てるのに必要な土地面積は、地域によって異なることに注意が必要です。

 

建ぺい率と容積率とは?
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことを指し、建築面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ面積の割合のことで、建物の延床面積とは、各階の床面積の合計を指します。

まとめ

今回は、自然素材を採り入れた平屋の小さい家を建てる際の間取りのポイントや実際の施工実例を紹介しました。

利便性の高い小さな平屋づくりに、木材や漆喰などの自然素材を採り入れることで、ナチュラルなデザインや自然素材の健康的な効果など、さらに快適に暮らせる家をつくれるでしょう。

私たち"フォレストブレス”は、1934年に製材所として創業して以来培った知識と経験を活かして、快適で健康的な暮らしが実現できる住まいをご提案しております。

木材のプロとして、自然素材にこだわった事例を数多く手掛けていますので、お気軽にご相談ください。

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著者情報

渡辺 勉

渡辺 勉渡辺⽊材株式会社(フォレストブレス)代表取締役

⽊材会社として⻑年⽊に携わってきた経験を⽣かし、⾃然素材の家づくりを⾏っています。
アレルギーやアトピー、喘息の原因となる化学物質を含む接着剤を使用した合板・集成材、防蟻防腐剤注入土台、グラスウール、ビニールクロス、そして廃棄時有害なものは使いません。
⽊の特性を⾒極め、適材適所に活⽤できるノウハウを持ったわたしたちと本物の⽊の家をつくりませんか。

保有資格
  • 二級建築士

  • 茨城県木造住宅耐震診断士

  • 茨城県住宅耐震・リフォームアドバイザー

  • 福祉住環境コーディネーター

  • 一級エクステリアプランナー

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