造作家具のメリット・デメリット|オーダーメイドの家具・収納で後悔しないためのポイントも

造作家具のメリット・デメリット

「造作家具」はお住まいの魅力を引き立て、暮らしの質をより豊かにしてくれます。

世界でたった1つのオーダーメイド家具に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は造作家具のメリット・デメリット、自然素材の家づくりにこだわる"フォレストブレス"が手掛けた施工事例をご紹介します。

オーダーメイドの家具・収納で後悔しないためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

このコラムのポイント

・職人が手作業でつくり上げる造作家具は多くのメリットがある反面、デメリットもあります。

・"フォレストブレス”が手掛けた造作家具の施工事例をご紹介しながら、使い勝手やポイントを具体的に解説します。

・造作家具は依頼先によって仕上がりに差が生じやすいため、施工実績が豊富な住宅会社に依頼しましょう。

Contents

造作家具とは

<施工事例>こだわり満載のシンプルな平屋

造作家具とは、オーダーメイドで職人がつくり上げる家具のことです。

既製品の家具と異なり、素材やサイズ、デザインなどを細かくカスタマイズできます。

新築時に施工するだけでなく、リフォームによって後付けすることも可能です。

 

造作家具をオーダーする7つのメリット

<施工事例>環境に配慮したゼロエネルギーの家

造作家具をオーダーするメリットをご紹介します。

 

メリット① 素材選びやデザインなどにとことんこだわれる

造作家具は決まった素材やデザインがないため、ご自身の理想を実現しやすい点がメリットです。

内装で使う木材を家具にも採用したり、建具などのデザインと合わせたりすると、ご自身のイメージに近づけた家具をつくることができます。

オリジナリティのある暮らしやすい住まいにしたいなら、オーダーメイドの造作家具がおすすめです。

 

メリット② サイズを細かく調整して空間を有効活用できる

造作家具は細かなサイズ調整ができる点も魅力です。

両サイドの壁にぴったり合うようなカウンターや、天井や床に隙間ができない収納なども造作できます。

サイズをオーダーして空間を有効活用することで、デッドスペースを減らした無駄のない住まいを実現可能です。

 

メリット③ 内装インテリアに馴染む家具になる

造作家具は細かな色味や柄にもこだわれるため、内装インテリアとの統一感を持たせられる点もメリットです。

既製品の家具を購入した場合、次のような失敗をするケースがあります。

  • ・内装と色が合わなくて浮いてしまった
  • ・サイズが合わなくて悪目立ちしている
  • ・飾りたいインテリアが入らなかった

 

造作家具なら、内装や用途に合わせてデザインやサイズを検討できるため、上記のような失敗を未然に防ぐことが可能です。

 

メリット④ 経年変化を楽しむことができる

天然木を使った造作家具は、経年変化を楽しめる点も魅力の1つです。

ご家族の成長とともに木の色味も変化し、使い込むほど艶やかになります。

より味わい深い空間に仕上げたいなら、ドアやフローリングなどにも家具と同じ天然木を取り入れてみてくださいね。

 

メリット⑤ 地震時に転倒するリスクが低い

造作家具は備え付けのため、地震時に転倒するリスクが低いです。

天井までの高さの棚なども採用しやすくなり、住まいの収納量を確保しやすくなります

デザイン性や使い勝手だけでなく、ご家族の暮らしも守ってくれる点も造作家具の魅力です。

 

メリット⑥ 壁や床との隙間がないため掃除が楽

造作家具は壁や床とぴったりつくように施工することが一般的です。

そのため、家具の裏や下に隙間ができず、ホコリが溜まりにくいというメリットもあります。

室内にホコリが蓄積するのを防げるため、ハウスダストなどが気になる方にも造作家具はおすすめです。

>関連コラム:シックハウス症候群が新築で多いといわれるのはなぜか|防ぐ方法やいつまで続くかも解説

 

メリット⑦ 世界に1つだけの家具を採用できる

造作家具の最大の魅力は「世界に1つだけのオーダー家具」を住まいに取り入れられることです。

室内にオーダーメイドの家具があるだけで、上質な雰囲気の空間を演出できます。

また、お気に入りのデザインを取り入れた造作家具なら、一生大切にしようという気持ちが芽生えるはずです。

自分らしさを詰め込んだ造作収納をマイホームに採用してみてはいかがでしょうか。

▶フォレストブレスの造作家具と建具について

 

造作家具をオーダーする6つのデメリット

造作家具のデメリット

造作家具をオーダーする際のデメリットをご紹介します。

 

デメリット① 完成まで現物を見ることができない

造作家具は注文住宅と同様に、完成するまで実物を見ることができません。

特に木材は同じ樹種でも色合いや木目、節の出方に個体差があるため「イメージと違った」といった後悔につながるケースもあります。

住宅会社と仕上がりのイメージを細かく共有することが大切です。

 

デメリット② コストがかかりやすい

造作家具はオーダーメイドのため、既製品の家具と比べてコストがかかりやすいです。

使用する木材やデザインによって大きく費用が異なり、予算オーバーにつながる可能性もあります。

質の良い造作家具は長く使えることを考慮して、適切な予算を確保しておくことが大切です。

 

デメリット③ 工期がかかる

造作家具は職人の手作業によってつくり上げるものです。

そのため、既製品の家具を組み立て・設置するのと比べて工期が長くなります。

ただし、新築時は他の工事と同時並行で進めていくため、大きく影響しないケースも少なくありません。

 

デメリット④ 気軽に模様替えしにくい

造作家具は壁や床に固定させるため、気軽に模様替えしにくい点がデメリットです。

ソファの位置を変えようと思っても、造作家具があって希望の配置にできないといったケースもあります

また、お子さまの成長などによってしまう物が変化し、造作収納が使いづらくなってしまう可能性もあるため慎重に検討しましょう。

 

デメリット⑤ 職人の技術力に仕上がりが左右される

手作業でつくり上げる造作家具は、職人の技術力によって仕上がりが左右されます。

同じ図面で依頼しても、職人によって丁寧さや美しさに差が出ることも少なくありません。

あらかじめ施工事例などを確認し、造作家具の実績が豊富で信頼してお任せできる住宅会社に依頼しましょう。

 

デメリット⑥ 住宅会社によっては対応できないケースも

造作家具には対応できない住宅会社もある点はあらかじめ理解しておきましょう。

簡易的なカウンターや収納棚は施工できても、ベッドやダイニングテーブルなどの家具や大型収納は受け付けていないケースもあります。

対応していない住宅会社に家づくりを依頼する場合、家具の造作は別の会社を探すなどの手間が増えるため注意が必要です。

 

"フォレストブレス”では、コンパクトな収納から大型家具まで幅広い造作に対応しております。

まずは資料請求を通じて、私たちの住まいづくりへのこだわりをご覧いただければ幸いです。

▶フォレストブレスの造作家具と建具について

資料請求はこちらから

オーダーメイドの家具・収納で後悔しないためのポイント

<施工事例>県央の家

オーダーメイドの家具や収納で後悔しないためのポイントを解説します。

 

どのような家具を造作にすべきか検討する

造作すべき家具を慎重に検討することが大切です。

キッチンのカップボードなどは長く使うご家庭が多いですが、ベビー用家具などは使う時期が限定されますし、ご夫婦のベッドなどもライフスタイルの変化によって動かせるようにしておいた方が使い勝手が良いかもしれません。

すべての家具を造作にするのではなく、長期間愛用できるのかを考えて選ぶことが大切です。

 

収納する物や使う人を具体的にイメージして計画する

収納する物や使う人を具体的にイメージすることで、使いやすい造作家具をつくることが可能です。

例えば、仕事部屋のカウンターを造作する場合、デスクトップかノートパソコンなのかで必要な奥行きが異なります。

書類や本が多いのか、ガジェット類が多いのかによっても、最適な収納の形や配置が変わってきます。

いつ・誰が・どのように使うのかといった点を考え、造作収納の使い勝手を良くしましょう。

 

ライフスタイルの変化に対応できるようにする

造作家具は模様替えや交換が気軽にしにくいため、ライフスタイルの変化に対応できるように考えておくこともポイントです。

例えば、高さの変えられる可動棚にすれば、収納する物が変化しても使いにくさを感じません。

お子さまのベットを造作する場合、一般的なシングルサイズなら長く使えますし、将来的にご夫婦の寝室を分ける際にも活用できます。

ご家族のライフスタイルの変化を想定し、長く活用できる造作家具を取り入れましょう。

 

動線を考えて家具・収納の位置を決める

動線を考えて造作家具や収納の位置を決めることもポイントです。

例えば、ダイニングテーブルを造作する際には、キッチンとの間に通路を設けるかどうかを検討する必要があります。

通路を設けないと配膳や下膳の動作がスムーズになりますが、リビングからキッチンまでの動線が遠回りになる可能性もあるため、全体のバランスを見ながら決めることが大切です。

また、収納は使う場所の近くに配置することで効率よく出し入れでき、家事や日常動作の負担軽減につながります。

 

デザインだけでなくお手入れのしやすさなども考える

造作収納はお手入れのしやすさや機能性も考えて素材選びをしましょう。

デザイン性が高くても、使い勝手が悪くてお手入れがしにくい家具は、後悔の原因になるかもしれません

特に、水回りの造作収納やダイニングテーブルなどは水や油が跳ねやすいため、水に強い木材を選んだり表面に塗装を施したりする工夫をおすすめします。

 

あらかじめ造作家具の予算を確保しておく

造作家具を採用する場合は、あらかじめ費用相場を把握して、予算取りしておくことがポイントです。

希望する家具と似たボリュームの施工事例などを確認し、おおよその金額を把握しておくと、資金計画が立てやすくなります。

大幅な追加費用がかからないよう、事前に住宅会社へ予算を伝えておき、仕上がりと価格のバランスがとれた造作家具を提案してもらいましょう。

 

サンプルやパース図をしっかり確認する

造作家具は完成形を見ることができないため、サンプルやパース図をしっかり確認しましょう。

また、住宅会社に造作家具の施工事例を見せてもらい、提案してもらう前にイメージを共有することが大切です。

木材は一つひとつ木目や節の表情が異なるため、サンプルと完成品に若干の差が生じる可能性もありますが、そうした違いも楽しむ気持ちで選ぶことをおすすめします。

 

造作家具の施工実績が豊富な住宅会社に依頼する

何よりも大切なポイントは、造作家具の施工実績が豊富な住宅会社に依頼することです。

実績が豊富な会社なら過去の施工事例を参考にしやすく、経験に基づいた的確なアドバイスや提案を受けられるため、安心してお任せできます。

また、職人も造作家具の経験が豊富なため、高品質な仕上がりが期待できます。

 

"フォレストブレス”では家族それぞれにぴったり合う家具や建具を造作でお造りしています。

住まいに深みを与える自然素材の造作家具を取り入れたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

▶フォレストブレスの造作家具と建具について

 

"フォレストブレス”が手掛けた造作家具・収納の事例

茨城県の工務店である"フォレストブレス”が手掛けた造作家具・収納の事例をご紹介します。

 

様々な用途で使えるリビング収納

<施工事例>光や風を感じる家

LDKの中心に収納棚を造作した事例です。

開き戸付き収納とオープン棚の二種類を採用し、しまう物や使用頻度に合わせて使い分けができるように工夫しました。

あえて腰高の収納を採用し、インテリアを飾ったりスマホを充電したりできるカウンターとしても使えるようにしています。

 

床から天井までの大型収納

<施工事例>サワラの家

リビングに大型の壁面収納を造作した事例です。

一部の棚は高さを変えられるようにしたり、収納内にコンセントを設けたりと、使い勝手を考え抜いたうえでご提案しました。

ご家族の成長とともに様々な使い方ができる便利な収納です。

 

キッチン前のコンパクトな造作収納

無垢材の家に住む方の感想

<施工事例>天体観測室のある家

キッチン前にカウンターと一体になった収納を造作した事例です。

下部は引き出しになっていて、日用品などをたっぷり収納できます。

上段はオープンタイプの棚にして、お気に入りのインテリアや茶器を飾れるようにしました。

 

コンパクトな住まいに合うダイニングテーブル

<施工事例>偕老の家

ご夫婦おふたりで暮らすコンパクトな平屋に合ったダイニングテーブルを造作した事例です。

キッチンの奥行きとテーブルをぴったり合わせ、動線の邪魔にならないようにしました。

他の内装材との統一感を持たせ、温もりのある空間に自然と溶け込むような造作テーブルに仕上げています。

>関連コラム:木のぬくもりを感じる温かみのある家のつくり方。外観・内装のポイントや施工事例を紹介

 

温かみのあるキッチンのカップボード

<施工事例>焼杉の外壁と薪ストーブの家

キッチンのカップボードを木材で造作した事例です。

扉は枠で囲まれたような「框」を採用し、デザインのアクセントにしています。

家電やインテリア、ゴミ箱など置く物をしっかり想定しながら、世界に1つのカップボードをつくり上げました。

>関連コラム:使い勝手のよい造作キッチンの魅力や実例を紹介|後悔しないためのポイントも解説

 

使い勝手にこだわった洗面所の造作収納

<施工事例>焼杉の外壁と薪ストーブの家

収納と洗面台を造作した住まいです。

画像右側には、次のような収納を取り入れ様々な用途で活用できるようにしました。

  • ・洋服がかけられるパイプハンガー
  • ・アイロンがかけられるコンセント付きカウンター
  • ・タオルなどをたっぷり収納できる可動棚

 

洗濯に関する家事を一か所で進行できる便利な収納です。

洗面台には壁面にコンパクトな棚を造作し、歯ブラシやスキンケア用品などの細々した物をしまえるようにしています。

 

空間の広さ・窓の高さに合わせた玄関収納

<施工事例>焼杉の外壁と薪ストーブの家

玄関の壁一面に玄関収納を造作した事例です。

腰高の収納にすることで目線が下がり、玄関の圧迫感が軽減され、より広がりを感じられる空間になります。

引き戸の一部をくぼませて取手をつくり、開閉しやすい工夫を取り入れるなど、細部までこだわり抜いた玄関収納です。

 

長く使える子ども部屋の造作家具

<施工事例>環境に配慮したゼロエネルギーの家

子ども部屋に収納が一体となったベッドを造作した事例です。

大人でも寝られるベッドのサイズにして、長く愛用できるようにしました。

ベッド下はデスクを造作せずフリースペースにして、お子さまの成長に合わせて使い勝手を変えられるようにしています。

 

家族のライブラリスペースを造作

<施工事例>県央の家

ご家族が共有で使える読書スペースを造作した事例です。

両サイドには本などをたっぷり収納できる棚、中央部には照明付きのベンチを採用しました。

家族とお気に入りの本を紹介し合ったり、おひとりでお気に入りの本にじっくり没頭したりできるような、心地よく落ち着ける空間です。

 

今回ご紹介した事例の他にも"フォレストブレス”では多数の造作家具を施工しております。

施工事例やお客さまの声を以下よりご確認いただけますので、ぜひご覧ください。

▶施工事例はこちら

▶お客さまの声はこちら

 

まとめ

造作家具はメリットが多い反面デメリットもあるため、対策したうえで採用することが大切です。

施工実績が豊富な住宅会社に相談し、これまでの経験を活かした提案を受けることをおすすめします。

ご家族専用のオーダーメイド家具を造作し、より快適で愛着の持てる住まいを目指しましょう。

 

私たち"フォレストブレス”は、1934年に製材所として創業して以来培った知識と経験を活かして、快適で健康的な暮らしが実現できる住まいをご提案しております。

木材のプロとして、自然素材にこだわった造作家具を数多く手掛けていますので、お気軽にご相談ください。

▶フォレストブレスへのご相談はこちら

著者情報

渡辺 勉

渡辺 勉渡辺⽊材株式会社(フォレストブレス)代表取締役

⽊材会社として⻑年⽊に携わってきた経験を⽣かし、⾃然素材の家づくりを⾏っています。
アレルギーやアトピー、喘息の原因となる化学物質を含む接着剤を使用した合板・集成材、防蟻防腐剤注入土台、グラスウール、ビニールクロス、そして廃棄時有害なものは使いません。
⽊の特性を⾒極め、適材適所に活⽤できるノウハウを持ったわたしたちと本物の⽊の家をつくりませんか。

保有資格
  • 二級建築士

  • 茨城県木造住宅耐震診断士

  • 茨城県住宅耐震・リフォームアドバイザー

  • 福祉住環境コーディネーター

  • 一級エクステリアプランナー

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