木の家で後悔を回避する5つの対策|メリット・デメリットや施工事例も紹介
「木の家で後悔したらどうしよう」と不安をお持ちの方へ。
木の家には「木材の温もりを感じられる」などメリットが多いものの、生活してからミスマッチを感じないためには、後悔を回避する対策をチェックしておくことが大切です。
今回は、自然素材の家づくりにこだわる"フォレストブレス"が、木の家で後悔を回避する5つの対策を解説します。
・明確な定義はありませんが、「木の家」とは構造材や内装材に無垢材を使用している家を指します。
・木の家で後悔しないためにも、「素材の性質を踏まえて使用する場所を決める」などの対策を実施しましょう。
・"フォレストブレス"が手掛けた木の家の施工事例をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
木の家とは
明確な定義はないものの、「木の家」とは構造材や内装材に無垢材を使用している家のことです。
「無垢材(むくざい)」とは丸太から切り出された天然木の一枚板のことで、化学物質を含んだ接着剤などが使用されていません。
加えて、木の家では漆喰などの自然素材が多く取り入れられているのも特徴です。
自然の温もりや美しさを身近に感じやすく、快適に過ごせる「木の家」は、年代や地域を問わず人気を集めています。
自然と暮らす家をつくるポイントを、こちらの記事で解説しています。
>自然と暮らす家をつくるポイント|特徴や魅力・メリット、施工事例も紹介
木の家で後悔しがちな5つのポイント【デメリット】
ここでは、木の家で後悔しがちなポイントとして、デメリットを解説します。
後悔を回避する対策をチェックする前に、後悔しがちなポイントを確認しましょう。
傷や凹みがつきやすい場合がある
木の家に使用する無垢材の種類によっては、傷や凹みがつきやすい場合があります。
これは、無垢材は多くの空気層を含んでおり、物の落下などの衝撃に弱いためです。
無垢材の傷や凹みは放置すると水が侵入しやすくなり、腐食するおそれもあるので注意しましょう。
変形のリスクがある
木の家に使われている無垢材は、変形のリスクがあるのがネックだといえます。
無垢材が変形するのは、調湿効果によって湿気の放出・吸収を繰り返しているからです。
たとえば、フローリングの無垢材に変形が発生すると、板と板の間に隙間ができる場合もあります。
樹種によって収縮の幅が異なるので、樹種の特徴を把握することが大切です。
メンテナンスの手間がかかる
無垢材をはじめとして木の家に使用されている自然素材の耐久性や美しさをキープするには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
木の家で自然素材のメンテナンスを実施しないと、以下の劣化が進行する可能性があるため注意しましょう。
- ・ひび割れ
- ・反り
- ・シミ
- ・カビ など
また、日頃の掃除についても化学雑巾など素材によって使用できない掃除用具があるので、扱いには気をつける必要があります。
使用できる暖房器具に制限がある
木の家に多く使われる無垢材は暖房器具の熱・温風によって水分が過度に失われるおそれがあり、使用できる暖房器具に制限があるのが一般的です。
無垢材によって異なりますが、以下の暖房器具の熱が直接あたらないようにする必要があります。
- ・温風ヒーター
- ・反射ストーブ
- ・ホットカーペット など
上記のような暖房器具の熱気が直接無垢材にあたると、変色・ひび割れ・継ぎ目の隙間の原因となるため、気をつけましょう。
木目や色合いにばらつきがある
木の家に使われている無垢材は、丸太から切り出された天然木をそのまま使用しているので、木目や色合いにばらつきがあります。
木目や色合いのばらつきによって個性を感じられる内装となるものの、均一的なデザインを求めている方にはデメリットとなる可能性があります。
また、樹種ごとに木目や色合いが異なり、なんとなく決めると「イメージと違う」といったミスマッチを感じるケースがあるので、性質や見た目の違いを比較しておくことも大切です。
無垢材の特徴について、こちらの記事で解説しています。
>無垢材とは?特徴を分かりやすく解説|メリット・デメリットや種類、集成材との違いも紹介
木の家で後悔を回避する5つの対策
続いて、木の家で後悔を回避する5つの対策をお伝えします。
それぞれの内容を押さえて、住みやすい「木の家」を目指しましょう。
素材の性質を踏まえて使用する場所を決める
木の家に取り入れる無垢材は種類によって性質が異なるので、以下のような要素を踏まえて使用する場所を決めることが重要です。
- ・耐久性
- ・耐水性
- ・耐汚染性
- ・強度 など
たとえば、無垢材を水回りに使用する場合は、ヒノキなど耐水性に優れた種類を選びましょう。
また、無垢材だけではなく漆喰や珪藻土などほかの自然素材についても、素材の性質に合った場所に利用することが大切です。
メンテナンス方法や傷の補修方法をあらかじめ確認する
木の家の美しさをキープするためにも、無垢材などの自然素材のメンテナンス方法や傷の補修方法をあらかじめ確認しましょう。
たとえば、無垢材の場合は仕上げ方法によって、メンテナンスの方法や頻度に違いがあるので、施工業者に聞いておくと安心です。
また、無垢材についた軽度な傷や凹みは、サンドペーパーやアイロンなどを使って補修できます。
使える暖房器具を事前に把握する
ホットカーペットなど暖房器具の熱により無垢材が変形する場合があるので、木の家で使える暖房器具を事前に把握しましょう。
なお、場合によっては床暖房も利用できない可能性があり、どのような暖房器具なら使えるか施工業者にアドバイスをもらうことをおすすめします。
とくに寒さに敏感なご家族がいたり、寒さの厳しい地域に住んでいたりするようなケースでは、暖房器具に配慮しながら家づくりを進める必要があります。
施工事例などから家の雰囲気をチェックしておく
施工事例などから木の家の雰囲気をチェックしておくと、無垢材などの自然素材を使った内装・外観のデザインでミスマッチを回避できます。
施工業者のホームページやSNSなどから、自然素材が使われている住宅デザインを確認しましょう。
また、どのような素材がどこに使われているかもあわせて把握しておくと、木の家に取り入れる素材を検討する際に役立ちます。
実績が豊富な施工業者に依頼する
理想の「木の家」を実現するためにも、実績が豊富な施工会社に家づくりを依頼しましょう。
実績が豊富な施工業者に依頼すれば、自然素材の性質を踏まえてどのような場所に使用するのが最適かアドバイスをもらえます。
気になる施工業者を見つけたら、ホームページから以下の情報をチェックすることをおすすめします。
- ・施工実績
- ・施工事例
- ・家づくりのこだわり
- ・お客さまの声や口コミ など
上記の情報を確認しながら、ご自身の考え方と合う施工業者を選びましょう。
"フォレストブレス”では、自然素材を使った家づくりにこだわっています。
「理想の木の家を実現したい」とお考えの方は、"フォレストブレス”にご相談ください。
木の家に住む魅力【メリット】
木の家に住むメリットは、以下のとおりです。
- ・自然素材が身近にあり、自然の温もりを感じながら生活できる
- ・無垢材は断熱性が高く、夏は涼しく冬は暖かい家を目指せる
- ・無垢材の調湿効果によって湿気・乾燥のストレスを減らせる
- ・自然素材は接着剤など化学物質を含まないため、身体にやさしい家にできる
- ・経年劣化による色合いや味わいの変化を楽しめる
「家族の健康を配慮して身体にやさしい家にしたい」「自然の温もりを感じられる心地のいい家にしたい」とお考えの方は、木の家を検討しましょう。
木の家の施工事例
最後に、"フォレストブレス”が手掛けた「木の家」の施工事例をご紹介します。
施工事例をチェックしながら、理想のイメージを膨らませましょう。
外壁に焼き杉を取り入れたシックでナチュラルな家
こちらは、外壁に杉板の表面を焼いて炭化させた「焼き杉」を取り入れて、シックでナチュラルに仕上げた家の事例です。
焼き杉はデザイン性に優れているのはもちろん、炭化しているため腐る心配がなく、耐久性が高いのもメリットだといえます。
<施工事例>県央の家
また、内装にも多くの無垢材を使用しており、自然の温もりを感じながらご家族の時間を過ごせます。
<施工事例>県央の家
内装・外壁に無垢材をふんだんに取り入れた家
こちらは、施主さまが「木の家に住みたい」というご希望をお持ちで、内装・外壁に無垢材をふんだんに取り入れた家の事例です。
外壁には信州カラマツとスギを採用しており、木目や色合いの違いを楽しめる外観に仕上げました。
<施工事例>環境に配慮したゼロエネルギーの家
内装は床・壁・天井の多くの箇所に無垢材を取り入れており、木材本来のやさしい肌触りを感じやすくなっています。
<施工事例>環境に配慮したゼロエネルギーの家
無垢材や漆喰などの自然素材を利用した爽やかな家
こちらは、自然素材を豊富に利用し、爽やかに過ごせる家を実現した事例です。
外壁にはカラマツ・漆喰、内装にはカラマツ・スギ・サワラなどを利用しています。
<施工事例>光や風を感じる家
自然の恵みである「太陽の光」「風」などを踏まえた設計で、季節を問わず快適に生活できるのも魅力です。
また、内装には無垢材の造作家具を多く取り入れており、自然の風合いを感じられるだけではなく、空間を無駄なく使っています。
<施工事例>光や風を感じる家
ナチュラルな家の外観実例を、こちらの記事でご紹介しています。
>ナチュラルな家の外観実例7選|ナチュラルな家の特徴やポイント、注意点も解説
"フォレストブレス”の施工事例やお客さまの声を、以下よりご確認いただけます。
まとめ
木の家には「自然の温もりを感じながら生活できる」など多くのメリットがある一方で、「変形のリスクがある」といったデメリットがあります。
木の家で後悔しないためにも、自然素材を取り入れた家づくりの実績が豊富な施工業者を選びましょう。
今回ご紹介した内容を、木の家を検討する際の参考にしていただけると幸いです。
私たち"フォレストブレス”は、1934年に製材所として創業して以来培った知識と経験を活かして、快適で健康的な暮らしが実現できる住まいをご提案しております。
木材のプロとして、自然素材にこだわった事例を数多く手掛けていますので、お気軽にご相談ください。