石岡市 Hさんの家 構造体完成
石岡市Hさんの家づくりは、いよいよ構造体の完成が見えてきました。
屋根の「どんとパネル」施工を経て、主要な構造体がほぼ完成しました。柱、梁、そして壁面が一体となり、建物の骨格が堂々と姿を現しています。
現場写真を見ていただくとわかる通り、特に、屋根裏や2階の天井を見上げると、杉の無垢材が持つ本来の木目の美しさや、「どんとパネル」の斜め張りの意匠が相まって、力強くも温かみのある空間が広がっています。
私たちは、構造材である木材を「隠す」のではなく、「見せる」ことで、木の家ならではの美しさと安らぎを演出しています。これは、接着剤を一切使わず、N釘などの適切な金物で堅牢に組み上げられた、「本物の木」だからこそ可能な表現です。
外部の作業では、屋根の「どんとパネル」の上には、透湿防水シートが隙間なく丁寧に施工され、その上から屋根の下地となるタルキ(垂木)が打たれていきました。
このタルキの固定には、特に強度を必要とする部分に「TKDタルキックII」という専用の重木用ビスを使用しています。一本一本がしっかりと木材を固定し、屋根の耐久性を高めるための見えない工夫です。また、この防水シートのつなぎ目には、専用のテープで丁寧に目張りが施され、外部からの雨水の侵入を徹底的に防ぎます。
Hさんの家づくりは、「耐震性」と「健康的な室内環境」という二つの柱を軸に進められています。「どんとパネル」による高い耐震性能、杉の無垢材と接着剤不使用による空気のきれいな住空間、そして職人の確かな技術に裏打ちされた細部へのこだわり。これら全てが融合し、ご家族が何十年も安心して、そして快適に暮らせる家となることでしょう。
これからも、フォレストブレスは皆様の理想の家づくりを全力でサポートしてまいります。Hさん邸の完成が今から楽しみです。